人生で「やらない」と決めたこと
昨日、「人生で買わないものを決める」という記事を書きました。おかげさまで多くの反響をいただき、自分自身も改めて「何を持たないか」について考えさせられました。
でも、ふと気づいたんです。モノに限らず、「何をやらないか」を決めることも、実はそれ以上に大切なんじゃないかって。
そんなタイミングで、ある記事の中に「Not To Doリスト」という言葉を見つけました。To Doリストは馴染み深いけれど、「やらないこと」をあえて明文化するというのは、意外とやっていなかった。そしてそれは、自分の時間とエネルギーを守るうえで、ものすごく有効な方法だと感じました。
僕らの時間は有限です。無限に湧いてくるものじゃない。だからこそ、無駄を削って、大切なことにもっと集中したい。そういう思いを込めて、僕自身の「やらないことリスト」を書いてみます。
ソーシャルゲームはやらない
ソーシャルゲームの楽しさ、よくわかります。広告を見るだけで「これはハマるだろうな」と予感してしまうほど。でも、その「ハマる」という感覚が、むしろ怖い。
ソシャゲは終わりがない。どこまでやってもキリがなく、結局「飽きた」ときに初めて離れることになる。その時ふと、「この数十時間、いったい何を得られたんだろう?」と疑問が湧いてしまうんです。
その時間で、もっとリアルな体験を積んだり、誰かと会話したり、文章を書いたり…できたことはきっと山ほどある。だから、僕はやらないと決めました。スマホの誘惑には、断固としてノーを言います。
ギャンブルはやらない
ギャンブルで生活を立てている人もいるし、その世界で才能を発揮している人たちは本当に尊敬します。でも僕は、あの仕組みに対して、ある種の「無力さ」を感じてしまう。
どんなに短期的に勝てても、長期的には胴元が勝つようにできている。それがギャンブルの構造です。つまり、楽しんでいるようで、知らない間に時間とお金を少しずつ吸い取られていく。
そう考えると、僕にとってのギャンブルは「割に合わない遊び」なんです。だから、最初から距離を置くことにしました。
無理な飲み会には行かない
人と飲むのは好きです。楽しいお酒もたくさんある。でも、「断れないから行く飲み会」は、もうやめにしようと決めました。
本音で話せない場、気を遣いすぎて疲れてしまう場、帰り道に「なんで今日行ったんだろう…」と自問してしまうような場。それらに時間と体力を使うのは、ちょっともったいない。
飲み会って、楽しくなければただの浪費なんですよね。だから、心から会いたい人とだけ、気持ちよく乾杯したい。それが僕のスタンスです。
不必要なスマホチェックはしない
気づくと、スマホって手に取ってるんですよね。目的もなく、ただの「クセ」で。
SNSを開いて、スクロールして、閉じて、また5分後に開いて…。こんなこと、1日に何回も繰り返している。トータルで見れば、1時間とか2時間、平気で消えていきます。
この時間を、自分の未来のために使いたい。読書でも、散歩でも、考えごとでも、もっと豊かな過ごし方があるはず。だから、スマホとの距離感は、自分でしっかり保ちたいと思っています。
嫌なことには時間を使わない
シンプルだけど、一番大事なことかもしれません。
もちろん、人生には「やらなきゃいけないけど楽しくないこと」もあります。でも、その中にも、自分で選べる余地があるはず。「なんとなくやっているけど、実は嫌だった」というものに、無意識に時間を捧げていないか、常に問いかけていたい。
嫌なことに費やすエネルギーは、どんな形であれ、自分をすり減らしてしまう。だったらその分、心が喜ぶ方に向かっていこう。そういう選択を積み重ねていきたいのです。
「やること」を決めるより、「やらないこと」を決める方が、実はずっと自分を自由にしてくれる。
そんな感覚を、あなたにもぜひ味わってみてほしい。Not To Doリストは、あなたの人生の地図をシンプルに、そして誠実に描いてくれるツールになるはずです。
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