脳年齢：65歳

先日、ふとしたきっかけで「脳年齢チェック」なるものを試してみた。
なんとなく、SNSで流れてきたリンクをタップして、何気なく始めた“軽い気持ち”のやつだ。

だけど、結果は全然軽くなかった。

脳年齢：65歳

画面に表示されたその数字を見た瞬間、スマホをそっと伏せたくなった。
いや、泣きたい。というか、ちょっと泣いた。

あの頃の「脳トレ」が、今では現実の警告に

昔、DSとかで流行った“脳トレ”覚えてますか？
暗算や反射神経、記憶ゲームなんかを使って脳の若さを測るやつ。
まさに今回のチェックも、それとほぼ同じ仕組みだった。

久しぶりにやってみようかな〜なんて軽い気持ちで挑戦したら、まさかの65歳判定。
ちなみに、実年齢よりもはるかに上。笑えない。

もちろん、すべての項目が65歳なわけじゃない。
反応速度や判断力は年相応か、むしろ若めに出ていた。
なのに、「記憶力」だけがずば抜けて悪い。

どうやら僕の脳は、覚える力だけがごっそり老け込んでいるらしい。

そういえば最近、忘れ物が多い。
買い物メモを書いておいたのに、それを持って出るのを忘れる。
「あれを調べよう」と思ってスマホを開いたのに、気づけば別のことをしている。
人の名前がすぐ出てこない。
昨日何食べたっけ…？いや、冗談じゃなく本当に思い出せない。

こうして改めて振り返ると、「65歳です」と言われても、ちょっと納得してしまう自分がいるのが怖い。

ここまで来ると、もう一種の危機感である。
たとえば、筋肉ならトレーニングすればまたつく。
じゃあ記憶力は？脳の筋トレって、本当に効果あるの？

ちょっと調べてみたら、やっぱりあるらしい。
・スマホじゃなくて紙にメモを取る
・昨日の出来事を夜に振り返る
・数字や名前を「声に出して覚える」
・睡眠をしっかりとる（←これはわかる）
どれもシンプルだけど、結局は“習慣”なんだなと。

そして何よりも、「思い出す習慣」が記憶力を維持するコツらしい。
つまり、記憶力って“入力”よりも“出力”が大事。

実はこのブログも、僕にとっては「記憶力を取り戻すためのトレーニング」でもある。
日々の出来事をちゃんと言葉にして、自分の頭で整理して、誰かに伝える。
これって、最高の出力訓練じゃないかと思っている。

脳年齢65歳という現実を笑い飛ばしながら。
だけどちょっと本気で、自分の脳と向き合ってみようかなと思っている今日この頃です。

皆さんも、よかったら久しぶりに脳トレ、やってみてくださいね。
僕の仲間が増えるかもしれませんから。笑